【Unity入門】Vector3を使ってみる
この記事の目次
4-25.Vector3
4-25-1.Vector3とは
Vector3とは三次元ベクトルを表現するためのものです。
位置を表すときなどに使われます。
Vector3を使うには
Vector3 変数名 = new Vector3(xの値, yの値, zの値); |
と記述します。
4-25-2.実際に使ってみる
4-25-2-1.準備
それでは、実際にVector3を使ってみましょう。
まずは、以前作成した、『Unity Basics』というプロジェクトを開いてください。
『Unity Basics』を開いたら、Vector3を使うシーンを作っていきましょう。
Scenesフォルダの中に作成します。
ProjectウィンドウでScenesフォルダを選択しましょう。
選択した状態で『+』ボタンを押しましょう。
色々と出てくるので、『Scene』をクリックしましょう。
すると、Scenesフォルダの中に新しくSceneが作成されます。
Sceneの名前を『Vector3』に変更しておきましょう。
今回はVector3の中でやっていきたいので、Sceneを移動します。
Vector3をダブルクリックしましょう。
すると、Sceceを移動することができます。
Hierarchyウィンドウを見ると、現在のSceneが『Vector3』に変わっていますね。
次に、Vector3を使うためのスクリプトを作成しましょう。
ProjectウィンドウでScriptsフォルダを選択してください。
選択した状態で『+』ボタンを押しましょう。
色々と出てくるので、『C# Script』を押します。
すると、新しくスクリプトが作成されます。
名前が確定する前に『Vector3Script』と変更しましょう。
スクリプトを作成したら、適当なオブジェクトに追加します。
今回は、Vector3ScriptをMain Cameraにドラッグ&ドロップしましょう。
すると、Main CameraにVector3Scriptが追加されます。
4-25-2-2.Vector3を使ってみる
それでは、Vector3を実際に使ってみましょう。
今回は、適当にVector3型の変数を作ってみて、xの値と、zの値をコンソールに出力してみましょう。
まずは、Vector3型の変数を作りましょう。
Vector3Scriptをダブルクリックしてください。
すると、Vector3Scriptを編集できるようになります。
Vector3型の変数を作るために、Start関数の上に
Vector3 vector3 = new Vector3(1, 5, 7); |
と記述しましょう。
コードについて説明していきます。
このコードはxに『1』、
yに『5』、
zに『7』が格納された、
Vector3型の
『vector3』という変数を作るという内容です。
newがついているのは
Vector3は『構造体』というクラスのようなものなので、インスタンス化する必要があるからです。
次に、vector3のxとzの値をコンソールに出力してみましょう。
Start関数の中に、
Debug.Log(vector3.x); Debug.Log(vector3.z); |
と記述しましょう。
Vector3型の変数からxの値やzの値を取り出したいときは、『Vector3型の変数.x』や
『Vector3型の変数.z』といったように記述します。
この状態で再生すると、xとzの値である『1』と
『7』が
コンソールに出力されるはずです。
実際に出力されるのか、確認してみましょう。
スクリプトを保存して、Unityエディタに戻り、再生ボタンを押しましょう。
コンソールをクリックして、拡大してみます。
すると、予想通り、xの値である『1』とzの値である『7』が出力されていますね。
このようにして、Vector3を使うことができます。