【Unity入門】$を使って文字列の中に変数を埋め込む方法
文字列の中に変数を埋め込むことができます。
やり方は文字列の前に『$』をつけて埋め込みたい変数を{ }で囲むだけです。
実際にコードにすると、
$”こんにちは{name}さん”; |
このような感じになります。
この記事の目次
実際にやってみる
準備
それでは実際にやっていきましょう。
まずは、以前作成した、『C# Basics』というプロジェクトを開いてください。
『C# Basics』を開いたら、文字列を変数に埋め込むシーンを作りましょう。
Scenesフォルダの中に作成します。
Projectウィンドウで、Scenesフォルダを選択しましょう。
選択した状態で『+』ボタンを押しましょう。
色々と出てくるので、
『Scene』をクリックしましょう。
すると、Scenesフォルダの中に
新しくSceneが作成されます。
Sceneの名前を『EmbedVariables』に変更しておきましょう。
今回は『EmbedVariables』の中で文字列に変数を埋め込みたいので、Sceneを移動します。
『EmbedVariables』をダブルクリックしましょう。
すると、Sceceを移動することができます。
Hierarchyウィンドウを見ると、現在のSceneが『EmbedVariables』に変わっていますね。
次に関数を使うためにスクリプトを作っておきましょう。
Scriptsフォルダを選択してください。
選択した状態で『+』ボタンを押しましょう。
色々と出てくるので『C# Scripts』を選択します。
すると、新しくスクリプトが作成されます。
新しく作ったスクリプトは一度名前が確定してしまうと、その名前がクラス名になったしまいます。
なので、名前が確定してしまう前に名前を変更しましょう。
今回は『EmbedVariable』と変更します。
名前を変更したら、スクリプトを編集していきましょう。
EmbedVariableをダブルクリックしてください。
すると、VIsual Studioが起動して、EmbedVariableを編集できるようになります。
スクリプト名とクラス名が一致していなければエラーが出てしまいます。
スクリプト名
クラス名が
完全に一致しているか確認して、違っている場合は一致させておいてください。
文字列に変数を埋め込んでみる
それでは、文字列に変数を埋め込んでみましょう。
今回は名前を表すnameというstring型の変数に『太郎』という値を格納し、関数Debug.Logの中に埋め込んでみようと思います。
まずはnameという変数を作りましょう。
Start関数の上に
string name = “太郎”; |
と記述しましょう。
コードについて説明しておきましょう。
このコードはstring型の変数
nameを作って、
太郎という文字列を格納する
といった内容です。
この変数を適当な文字列の中に埋め込んで、コンソールに出力してみましょう。
Start関数の中に
Debug.Log($”こんにちは、{name}さん”); |
と記述しましょう。
コードについて説明しておきます。
まず、Debug.Log()というのは、
()の中に入れた文字列をコンソールに出力する関数です。
今回は『こんにちは、{name}さん』という文字列を出力します。
{name}というのは
文字列に変数nameを
埋め込むという意味になります。
文字列に変数を埋め込むときは、文字列の前に『$』をつけて、
埋め込みたい文字列を『{ }』で囲みます。
この状態で実行してみると、変数nameには
『太郎』が格納されているので、
コンソールには、『こんにちは、太郎さん』と出力されるはずです。
実際に実行してみましょう。
スクリプトを保存して、Unityエディタに戻りましょう。
Unityエディタに戻ったら、スクリプト『EmbedVariable』をMain Cameraにドラッグ&ドロップしましょう。
すると、Main CameraにEmbedVariableを追加できます。
この状態で実行してみましょう。
再生ボタンを押してください。
すると、予想通りコンソールには『こんにちは、太郎さん』と出力されますね。
このようにして、文字列の中に変数を埋め込むことができます。