【Unity入門】コンポーネントの説明と追加方法
この記事の目次
コンポーネントとは
コンポーネントとはオブジェクトに機能を持たせるものです。
例えば『Main Camera』という名前のカメラのオブジェクトは
『Camera』コンポーネントがついているので
カメラとしての機能を持っています。
『Camera』コンポーネントを消したら、カメラとしての機能が失われるので、ゲームビューには何も映らなくなるはずです。
実際にそうなるのか、『Camera』コンポーネントを消して確かめてみましょう。
『Camera』コンポーネントの右側にある『三つの丸が連なったボタン』を押してください。
すると、色々と出てくるので
『Remove Component』をクリックしてください。
すると、『Camera』コンポーネントを消すことができます。
ゲームビューを確認してみると、確かにゲームビューには何も映らなくなりましたね。
ついでに『Main Camera』の
他のコンポーネントについても確認しておきましょう。
『Transform』コンポーネントは
オブジェクトに『位置』と
『回転』と
『大きさ』を与えます。
『Transform』コンポーネントは
全てのオブジェクトに付いています。
『AudioListener』コンポーネントは、
オブジェクトに音を拾う機能を追加します。
『Main Camera』に付いているコンポーネントを確認することができました。
コンポーネントについての理解をもう少し深めるために、他のオブジェクトのコンポーネントも確認していきましょう。
現在シーンには『Main Camera』の他に『Directional LIght』があります。
『Directional Light』のコンポーネントも確認していきましょう。
Hierarchyウィンドウで『Directional Light』をクリックして、選択しましょう。
Inspectorウィンドウでコンポーネントを見てみると、『Main Camera』と同じように、『位置』、『回転』、『大きさ』を与える『Transform』コンポーネントがありますね。
『Transform』コンポーネントは全てのオブジェクトに追加されるため、当然『Directional LIght』にも付いています。
また、『Light』コンポーネントも付いています。
『LIght』コンポーネントはオブジェクトに光源としての機能を与えます。
『Light』コンポーネントが付いているおかげで『Directional Light』は
光源として振る舞うことができます。
コンポーネントを追加する
コンポーネントは自分で追加することもできます。
『Main Camera』の
『Camera』コンポーネントを消したせいで、ゲームビューに映像が映し出されていません。
新しく空のオブジェクトを作り『Camera』コンポーネントを追加してみましょう。
すると、カメラとして振る舞うことができ、ゲームビューに映像が映し出されるはずです。
まずは空のオブジェクトを作りましょう。
Hierarchyウィンドウでプラスボタンを押しましょう。
作れるオブジェクト一覧が表示されるので、
『Create Empty』をクリックしましょう。
すると、空のオブジェクトが作成されます。
空のオブジェクトといっても、位置、回転、大きさを与える『Transform』コンポーネントは付いています。
このオブジェクトに『Camera』コンポーネントをつけてみましょう。
Hierarchyウィンドウで先ほど作成したオブジェクトを選択し、
Inspectorウィンドウにある『Add Component』をクリックしましょう。
すると、コンポーネントの一覧が出てきます。
『Rendering』をクリックし、
その中にある『Camera』を選択しましょう。
すると、先ほど作成したオブジェクトに
『Camera』コンポーネントが追加されます。
『Camera』コンポーネントが追加されたオブジェクトはカメラとして扱われるので、ゲームビューに映像が映し出されるようになりました。
このように、コンポーネントを追加すると、そのコンポーネントの種類に応じて、オブジェクトに機能を与えることができます。